ぼこぼこ

すぐに消え吐き尽くせない白い息 大学ノートの冷たい自白


「朝だからこれで歌えば?」鈍重なファズのひずみに霜の降りけむ


変えられぬ星のかたちと千本の針をのみこむ嘘に微笑を


今きっとこのへんを流れているはずと指さす耳朶に水の原形


ぼこぼこと泡でつづる詩 ストローの吸うとこよそれ吐くとこじゃない